CV検査介助のコツ|新人看護師が迷わない準備・介助・観察ポイント

これからCV挿入するって
CVの準備して!

新人Ns.さくら

CV挿入!なんでいれるの?
(まぁいいか)
とりあえず準備しなきゃ!!

Ns.そら

ストーープ!
まぁいいか!で流しちゃうと
なんとなくナースになっちゃうよ!
CV挿入介助のポイントと
観察項目の復習一緒にしようか!

CV(中心静脈カテーテル)挿入は、
新人看護師が緊張しやすい処置のひとつではないでしょうか?

新人Ns.さくら

先生の圧強すぎじゃないですか?!


「物品が多くて分からない」
「どこまで介助すればいいの?」
と感じたことはありませんか?

「ただ立っている」から「先読みできる介助」へ

一歩進んだ先輩ナースになるために

この記事では、CV検査介助を
👉 目的から理解して、スムーズに動けるようになる
ことを目標に、現場目線でまとめます。


目次

1.CV挿入の目的

CV(中心静脈カテーテル)は、
太くて血流の多い静脈にカテーテルを留置する処置です。

主な目的は

・高カロリー輸液(TPN)
・末梢から投与できない薬剤の投与(抗癌剤など)
・繊細な輸液管理(ICUレベル)
・末梢ルート確保困難
・中心静脈圧(CVP)の測定

👉 「長期・安全・確実に点滴をするため」
に選択することが多いです。


2.検査前の準備

CV介助は準備のコツ
について解説しましょう。

患者さんの確認

  • 同意書の有無
  • アレルギー(局所麻酔・消毒薬)
  • 凝固系データ(PT-INR、APTT、血小板)
  • 呼吸状態・体位保持が可能か

環境整備

  • ベッドの高さ調整
    (医師が無理なく操作できる高さ)
  • モニター位置(視線を動かさず見える)
  • 点滴台・エコーの配置

👉 「医師が振り向かなくても取れる位置」を意識すると◎

みんなが”見やすい環境”を意識して準備してみよう!


3.物品の種類(最低限ここは押さえる)

CVの物品

CV物品は施設差がありますが、基本は以下です。

  • 防水シーツ
  • バスタオル
  • エコー機
  • 消毒
  • キャップ
  • 滅菌手袋
  • ガウン
  • 穴開き滅菌シーツ
  • 滅菌シーツ(1or 2枚)
  • CVカテーテルキット
  • ガーゼ5枚(多めを推奨)
  • 生食(フラッシュ用)
  • シリンジ20ml(生食吸うよう)
  • シリンジ10ml
  • 注射針18G
  • 注射針(23G or 25G)
  • 局所麻酔薬
  • エコー・プローブカバー
  • キャップ(CVの先端につける)
  • ヘパリンフラッシュ
  • 縫合セット or 固定具(鑷子、抜糸剪刀、持針器)
  • 縫合糸
  • テープ(仮固定用)
  • 透明ドレッシング材(CV固定用)

挿入部位で長さが違う

CVカテーテルキットは挿入する部位の長さによって違います。

① 内頸静脈(ないけいじょうみゃく)

👉 約 13〜15 cm

  • いま一番スタンダード
  • 入れやすくて、感染しにくい
  • 首が動かしにくい
  • 右内頸が多い(SVCに入りやすい)
  • 15cm固定をよく見る印象

② 鎖骨下静脈(さこつかじょうみゃく)

👉 約 13〜15 cm

  • 内頸とほぼ同じ長さ
  • 体格や左右で微調整あり
  • 気胸リスクがあるので挿入時の観察が重要

③ 鼠径部(大腿静脈)

👉 約 20〜25 cm

  • 心臓から遠いので長め
  • 緊急時に使われやすい
  • 動く患者さんには不向き
  • 感染・血栓リスク高め

CVには種類がある

CVには種類があります。

① シングルルーメンCV

穴:1本

特徴

  • 構造がシンプル
  • 感染リスクが比較的低い

よく使う場面

  • TPNのみ
  • 長期輸液が1系統で足りるとき

看護的ポイント

  • 他の薬をつなげない
    「混注NG」になりやすい

② ダブルルーメンCV

穴:2本

特徴

  • 2系統同時に使える
  • それぞれ出口が違う

よく使う場面

  • TPN+抗菌薬
  • 昇圧薬+輸液

看護的ポイント

  • どっちに何がつながっているか必ず確認
  • 逆血・閉塞のチェックはルーメンごと

③ トリプルルーメンCV

穴:3本

特徴

  • かなり多用途
  • ICU・重症管理で定番

よく使う場面

  • 昇圧薬・鎮静薬・輸液を同時管理
  • 緊急時の薬剤追加

看護的ポイント

  • 便利=感染リスクは一番高い
  • ルーメン管理が雑だと事故りやすい

CVを入れるってなったら、
『どこから入れるのか』→長さちがうから
『何を入れるのか』→種類があるから
を確認しましょう。

新人さんはまず
👉 「物品表を見ながら準備」
👉 「合併症のあるなしを観察」
を意識できれば、GOODと思います。


4.検査介助のポイント

清潔・不潔の意識は絶対にしよう
滅菌野に絶対触れない
→直接太い静脈に入るので
 感染したらすぐ状態が悪化します。

①エコーで穿刺するところを決める

最初は滅菌でなくて、
エコーで血管をみて、静脈を決める

②消毒する

  • 滅菌操作の前に消毒することが多いです

③滅菌操作に入る

  • キャップ
  • 手袋
  • ガウン
  • 滅菌穴開きシーツ
  • 滅菌シーツ
  • CVカテーテルキット
  • シリンジ 20ml(生食吸う用)
  • 生理食塩水
    →CVカテーテルを生食で満たす
  • シリンジ10ml(リドカイン吸う用)
  • 注射針 18G
  • 注射針 23G or 25G
  • 局所麻酔(リドカイン)
    →麻酔をする
  • 滅菌ガーゼ 5枚〜10枚
  • エコーカバー

多少前後する可能性ありますが、
この順番で渡せばスムーズに物品を渡すことができます。
参考にしてみてください。

④穿刺する

穿刺が始まったら、合併症の出現に注意しましょう。
特に
麻酔をしたり、
カテーテルが心臓の近くに行くことで、

  • 不整脈
  • 血圧変動
  • SpO2の低下

などのトラブルが起こることがあります。
症状の出現に注意しつつ、
患者さんが安心できるような声かけを心がけましょう。

⑤固定する

CVが挿入できたら、縫合(固定)します。

  • 縫合セット
  • CVキャップ
  • ヘパリン生食
  • 固定テープ

仮固定まで実施していきます。

この時医師へ、確認しよう!
◎何センチで固定したのか?

⑥挿入部位確認

レントゲンで挿入部位を確認しましょう。

医師へ確認して、大丈夫なら、

透明ドレッシング材で固定を実施し、

患者さんにも労いの言葉をかけて手技を終了します。

⑦後片付け

片付けも忘れずに行いましょう。

使用した針類は針捨てBOXへすみやかに捨てましょう。

物品を渡す時に

メスキュードゴミ
一般ゴミ

分けながら、物品介助するとスムーズに片付けが終わります。


5.CV挿入の副作用・合併症

必ず知っておきたいもの👇

  • 気胸
  • 動脈穿刺
  • 不整脈
  • 出血・血腫
  • カテーテル感染

👉 「何が起こりうるか」を知る
  =異変に気づける


6.看護師の観察項目

直後〜数時間

  • 呼吸状態(SpO₂・呼吸苦)
  • 穿刺部の出血・腫脹
  • バイタルサイン
  • 不整脈の有無

その後

  • 固定状態
  • 発赤・疼痛・熱感(感染兆候)
  • CVの消毒管理
  • 点滴の流れ

「CVは入れて終わりじゃない」
その後の観察も重要です。
入れたあとも感染兆候に注意して、観察を継続しましょう。

CV挿入の管理のポイントを抑えよう。
・感染兆候はないか?
・CVの消毒はいつ行うのか?
・固定状況は問題ないか?
・点滴は流れているのか?


7.患者さんへの説明の仕方(そのまま使える例)

「これから、太い血管に点滴の管を入れる処置をします。
長く安全に点滴をするために必要な処置です。
途中で息苦しさや強い痛みがあったら、すぐ教えてくださいね。」

👉 専門用語は使わず
👉 「なぜ必要か」「何を感じたら伝えるか」をセットで伝える


まとめ

CV介助は

  • 目的を知る
  • 準備を整える
  • 先を読む

目的や流れを理解することで
「なんか怖い処置」から「任せてもらえる介助」に変わります。

頼ってもらえることは嬉しいことです。
参考にしてもらえると嬉しいです!

CV挿入が上手になった!
不安が解消された!

そんな方が増えたら嬉しいです!

では、また次の投稿でお会いしましょう。

参考文献

https://cardinalhealth-info.jp/faq/faq-2023

https://knowledge.nurse-senka.jp/500238

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2時のママで転勤族ナース。ぽんこつナースだったが3救急でこってり絞られ、転勤で各病院を転々としては教育担当をしている。スローガンは『どこでも働けるナースを育てること』ゆるく勉強しながら、ぼちぼち雑談もしていきましょう!

コメント

コメントする

目次