【看護師向け】メドロールとは?造影剤アレルギー時の使い方と観察ポイント

新人Ns.さくら

・・・メドロールってなんですか?

Ns.そら

そもそも聞いたことない!
人も多いのでは?
造影剤アレルギーだけど、
どうしても造影剤検査が必要な人に使う
おくすりだよ!
内服時間が変わっているから見ていこうか!

新人Ns.さくら

はい!お願いします!

造影剤アレルギーがある患者さんに対し、
メドロールの前投薬
検査を安全に行うために重要です。

内服時間の意味看護師が行う観察ポイント
理解しておくことが大切です。

この記事では
メドロール内服時の注意ポイントと、
看護師が見るべき観察項目
を確認していきます。

目次

① 造影剤アレルギーとは?

  • 造影剤=検査で血管や臓器を見やすくする薬
  • アレルギー=
    体が「敵だ!」と勘違いして過剰反応すること

アレルギーとは?

本当は体に入れても問題なのに、
それを”異物”と勘違いして
体を攻撃してしまう
免疫の過剰反応です。

アレルギーをイメージしてみよう

◎体の免疫=警備員
◎アレルゲン(例:そば)=侵入者と勘違いされるもの
としましょう。

多くの人はそばを食べても
免疫反応は機能しません。
異物ではないからです。

しかし、そばのアレルゲン(抗原)を
生まれつき、または後天的に
もってしまった人は
”そば”=敵 と勘違いして、
体の警備員が攻撃
してしまいます。

この反応を
『免疫の過剰反応』=『アレルギー』
といいます

② アレルギーの副作用

アレルギーは
投与して初めて分かることも多いです。

アレルギーの症状について見ていきましょう。

軽いもの
◎かゆみ
◎蕁麻疹
◎吐き気
◎ほてり

重いもの【超重要】
◎呼吸苦
◎血圧低下
◎意識障害→アナフィラキシーショック

アレルギーは軽い症状から出たり、
はじめから重症なこともあります。

そのまま投与し続けると重症化し、
呼吸停止、死に至る怖い病気です。

少しでもアレルギーの疑いがあれば、
投与は即時禁止、
主治医へ報告する必要があります。

ここは必ず押さえて!
「皮膚症状+呼吸+血圧」この3点セットは一つでもあったら即報告!

造影剤アレルギーの人はどうする?

アレルギーがある物質は
基本的に『避ける』のが原則です。

しかしその例外にあたるのが、
造影剤アレルギー
です。

造影剤を使用しないといけない検査はたくさんあります。

たとえば、
◎がんの評価
◎血管造影下での出血源検索や治療

つまり

造影剤アレルギーであっても、
『やらないと死の危険がある』

「やらない」じゃなくて
「どう安全にやるか」

ということになるんですね。

④ メドロールってどんな薬?

そこで登場するのが、メドロールです。

メドロールとは?

メドロール=
ステロイド(免疫をおとなしくする薬)

例えるなら、
暴走しそうな警備員(免疫)を
落ち着かせる”鎮静剤”みたいなもの

メドロールはここを抑える👇

  • 炎症を起こす物質(サイトカインなど)を減らす
  • アレルギー反応を起こす細胞の働きを弱める
  • 免疫細胞の「暴走」を一時的にストップ

👉 免疫をゼロにするわけじゃない
👉 反応を穏やかにする薬

メドロールの使い方

よくある使い方
◎検査前12時間前に内服
◎検査1時間前に内服

※施設、担当医で違う可能性があります。自部署のルールを確認しましょう。

理由:内服薬は
   👉 効き始めるまで「時間がかかる」
  検査の時に効果をピークに持っていきたい

① どれくらいでピーク?

Tmax(最高血中濃度到達時間)
👉 約1〜2時間

8:00に内服 → 9〜10時頃がピーク

② 半減期は?

血中半減期(薬が血液から減る速さ)
👉 約2〜3時間

生物学的半減期(体への作用が続く時間)
👉 12〜36時間
12時間前内服→作用が持続している時間帯に検査ができる

メドロールの内服は『時間指定』がある
◎検査の12時間前
◎検査の1時間前

に内服することで、
効果が最大限活かせる!

⑥ メドロール内服による観察項目

メドロール内服による副作用
アレルギー症状の出現の有無を観察できるようになろう!

バイタル

  • SpO₂低下
  • 血圧低下
  • 呼吸数増加

観察

  • 呼吸苦ない?
  • 発疹・かゆみ?
  • 声がかすれてない?(喉頭浮腫サイン)
  • トイレ行けてる?(造影剤は腎排泄)

⑦ 患者さんへの説明(そのまま使える例文)

「このお薬は、体のアレルギー反応を一時的に抑える薬です。
免疫を弱めすぎるものではなく、
検査を安全に受けるために使います。」

決められた時間に飲むことで、

検査を安全に受けられるようになります。」

こんな感じで説明しましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2時のママで転勤族ナース。ぽんこつナースだったが3救急でこってり絞られ、転勤で各病院を転々としては教育担当をしている。スローガンは『どこでも働けるナースを育てること』ゆるく勉強しながら、ぼちぼち雑談もしていきましょう!

コメント

コメントする

目次